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ふっくらツヤツヤ?土鍋でごはんを炊くと美味しい3つの理由

美味しいご飯を炊く方法を調べると、必ずと言っていいほど挙げられているのが土鍋で炊く方法です。
最近ではご飯を炊くのに特化したご飯鍋も登場し、エコで美味しいと話題になっています。
しかし、なぜ土鍋だと美味しいご飯が炊けるのでしょうか?
その秘密は「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いてもふた取るな」の言葉に隠されています。
これは、以前は主流だった羽釜を使った時の美味しいご飯の炊き方を示した言葉です。
最初の「はじめチョロチョロ」は弱火でじっくり炊いていくことを意味し、10分ほどかけてゆっくり温度を上げることでお米のアミラーゼが活性化してでんぷんを糖に分解します。
するとモチモチした食感と甘みのある美味しいご飯が炊けるのです。
熱伝導率が高い金属製の羽釜の場合は、火加減によって調整する必要がありましたが、温まりにくく冷めにくい土鍋の場合はその必要はありません。
火加減を考えなくても、じっくり鍋内部の温度が上昇していくからです。
また、保温性の高さも美味しいご飯が炊ける理由の一つです。
金属製の鍋と違って保温性が高いため、鍋全体に熱が伝わって沸騰状態を保てるのでお米も均一に加熱されます。
これが「中パッパ」の状態で、均一に加熱すると炊きムラができません。
最後に、蓋の重さも美味しさの秘訣です。
蓋の重みでしっかり押さえられていると、沸騰した時に鍋内部の圧力が上がります。
硬い米が十分に糊化するのに必要なものは水分と熱で、炊き始めはお米が硬く水分を十分に吸っていません。
しかし、圧力が増すことで芯まで水分が入りやすくなり、もっちりした食感が生まれるのです。
これらの美味しく炊くための条件をさらに追及し、使いやすくしたのがご飯鍋です。
熱の伝わり方や沸騰した時の対流しやすさなど、形状や鍋の厚みが工夫されていたり、内蓋の有無や3合炊けるサイズ、噴きこぼれにくいなど使いやすくなっています。
とくにお勧めなのが六鍋で購入できるご飯鍋です。
プロも使っている優れもので、安物とは違って簡単には壊れません。
土鍋は温度差に弱いため、扱い慣れていないと加熱しすぎてひび割れさせてしまう人もいるのです。
六鍋のご飯鍋なら、初めての方も安心して美味しく炊けるでしょう。

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